さばの価格の推移

1. 月次指数(全国)

データ出所

総務省消費者物価指数(CPI)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

2024年3月におけるさばの消費者物価指数（CPI全国月次）は、2020年を100としてみると、前年同月より2.6ポイント低下し122.7。前月との比較では3.8ポイント上昇。上がったのは2ケ月ぶり。

最大値・・・131.3(2024年1月)
最小値・・・94(2017年7月)
平均値・・・106.3
標準偏差・・9.16

下のグラフと表は都道府県別、地域別(都市別)のさばの地図グラフと値段・価格とランキング(安値順)の一覧です。興味ある都道府県や都市のさばの値段・価格や地域格差がどのようになっているかを確認しておきましょう。

2024年3月日本地図でみる都道府県別のさばの値段・価格(参考グラフ)

[単位 : 円/100g]

データ出所

小売物価統計調査(総務省)を基にGD Freak!が作成

ロボット君のつぶやき

この地図は、下記のさばの表のから2024年3月における各都市での価格を47都道府県に格付けして作成したものです。1つの都道府県に複数の調査対象都市がある場合は、それらの都市での値段の単純平均をその都道府県の値段として表しています。

地図上の各都道府県をクリックまたはタップして頂くと都道府県名とさばの価格が表示され、マップ左下のカラーメーターにその価格の相対的な位置▼が表示されます。さて、あなたはこの地図から何を読み取りますか？

(参考表) 地域別(都市別)のさばの値段・価格と2024年3月の安値ランキング

2024年3月の小売物価統計調査(表下・注1)による都市別のさばの値段・価格[単位:100g]とランキングを見てみましょう。

81都市の平均価格(単純平均)(表下・注2)は138円。標準偏差は18円。変動係数(相対標準偏差=100×標準偏差/平均値)は13%。さばの変動係数をその他の品目と比較した結果、さばの価格の地域差は中程度であることがわかっています。(表下・注3)。

さばの前月との価格差を地域別(都市別)にみると、価格が上昇した都市の数は48。同様に、下落した都市の数は31、変化のない都市の数は2となりました。
81都市の中でさばの値段が最も安い都市のランキング第1位は79円[単位:100g]の旭川市、次いで95円の札幌市、108円の長岡市の順です。同様に、さばの値段が最も高い都市は192円の那覇市、次いで178円の和歌山市、172円の高知市の順です。また、最も高い那覇市と最も安い旭川市との価格差は113円となっています。

さばの価格を日本地図にマッピングしたチャートもありますのでご確認ください。

下の表の項目が多く見づらい場合はチェックをはずしてください。

2023年3月 2024年2月 2024年3月ランキング(安値順)

[単位 : 円/100g、順位]

都市名	2023年3月	2024年2月	2024年3月	ランキング (安値順)
札幌市	84	82	95	2
函館市	137	170	145	56
旭川市	112	77	79	1
青森市	143	108	140	44
盛岡市	109	110	111	6
仙台市	140	135	144	53
八戸市	127	129	131	28
秋田市	140	113	144	53
山形市	147	143	141	46
福島市	128	113	120	11
郡山市	138	125	125	16
水戸市	106	106	109	4
日立市	164	150	147	61
宇都宮市	130	133	146	58
小山市	153	126	154	70
前橋市	126	109	121	13
さいたま市	133	130	127	19
熊谷市	162	125	137	38
川口市	122	112	119	10
所沢市	149	137	168	75
千葉市	139	132	142	51
佐倉市	121	112	125	16
浦安市	142	124	118	8
東京都区部	145	142	148	63
八王子市	135	127	127	19
立川市	130	147	136	37
府中市	131	145	135	35
横浜市	133	128	139	41
川崎市	144	129	134	33
相模原市	147	153	147	61
横須賀市	100	136	128	22
新潟市	114	110	109	4
長岡市	125	117	108	3
富山市	140	174	156	71
金沢市	147	128	130	26
福井市	145	154	151	67
甲府市	143	126	141	46
長野市	122	118	141	46
松本市	145	120	134	33
岐阜市	144	122	129	24
静岡市	138	134	138	39
浜松市	135	125	129	24
富士市	125	118	123	15
名古屋市	142	131	143	52
岡崎市	161	150	140	44
津市	132	129	146	58
松阪市	144	135	141	46
大津市	150	140	127	19
京都市	152	136	135	35
大阪市	136	143	130	26
堺市	136	131	132	30
枚方市	147	157	149	65
東大阪市	144	135	133	31
神戸市	150	142	146	58
姫路市	136	123	150	66
西宮市	139	144	139	41
伊丹市	144	141	133	31
奈良市	153	126	131	28
和歌山市	214	176	178	80
鳥取市	126	121	126	18
松江市	151	122	138	39
岡山市	167	139	148	63
広島市	164	162	166	74
福山市	128	126	115	7
山口市	195	163	144	53
宇部市	194	149	159	72
徳島市	152	182	165	73
高松市	162	190	171	78
松山市	151	139	152	69
今治市	158	133	169	76
高知市	178	168	172	79
福岡市	144	159	145	56
北九州市	149	147	139	41
佐賀市	126	130	118	8
長崎市	133	140	120	11
佐世保市	157	126	128	22
熊本市	148	153	141	46
大分市	138	124	122	14
宮崎市	154	127	151	67
鹿児島市	145	150	169	76
那覇市	146	186	192	81

データ出所:小売物価統計(総務省)
注1.消費者物価指数は小売物価調査をもとに作成されています。
注2.ここでの平均価格は、地域別価格の単純平均であり、消費者物価指数を作成する際に用いられる平均価格とは同じものではありません。
注3.小売物価統計で都市別に調査されている約480を品目の変動係数から品目毎の値段の地域差を3分位(大中小)に分けて評価した。
GD Freak!の私見ではありますが、上記の表の価格は、各地域内での価格収集数が必ずしも十分多いとは限らないため、地域を代表する価格とはならないかもしれないことに留意する必要があります。また、同じ品目でも地域ごとに質が異なっている可能性がある(例えば、生鮮食品である「いか」等)ことにも留意する必要があります。